nerve

マネー・ショート 華麗なる大逆転のnerveのレビュー・感想・評価

4.0
2000年代米国NYの金融界隈の男たちの話。その後、起きることになる住宅バブル(サブプライムローン バブル)が近い将来に崩壊することを見抜いた者達がそれぞれに動きを打っていくというストーリー。特に前半だが、画面の人物が急にこちらに話しかけてきたりと、フザケたタッチと疾走感。テンポやBGMの選曲なども、フザケた遊び的なムードが横溢。しかし、ともかく観ていくと、ローン、金融の世界… の恐ろしさがひしひしと伝わってきて、映画へ引き込まれていく。このバブル崩壊で多くの一般の人々が破滅したということを考えると、このフザケた明るいノリの多用は、あえてのことなのかも、などなど。ポスター?ジャケット?から4人のチームの話のようにも見えるけれども、そうではなく、4つの勢力?組織?の話というのが正しい、か。関わり合う組織同士もあるけど、全然お互い関わり合わない同士もあり、それらは終始別々に動く。…ので、天才達がチームになって…という感じとは違うので注意。何と言うか終始スリリングで、大変面白かった映画。
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