マネー・ショート 華麗なる大逆転の作品情報・感想・評価

マネー・ショート 華麗なる大逆転2016年製作の映画)

The Big Short

上映日:2016年03月04日

製作国:

上映時間:130分

3.4

あらすじ

2005年、へヴィメタルをこよなく愛する金融トレーダー・マイケル(クリスチャン・ベール)は、格付の高い不動産抵当証券の何千もの事例を調べていく中で、返済の見込みの少ない住宅ローンを含む金融商品[サブプライム・ローン]が、数年以内にデフォルト[債務不履行]に陥る可能性がある事に気付くが、その予測はウォール街の銀行家や政府の金融監督機関から全く相手にされずにいた。そんな中、マイケルは「クレジット・デ…

2005年、へヴィメタルをこよなく愛する金融トレーダー・マイケル(クリスチャン・ベール)は、格付の高い不動産抵当証券の何千もの事例を調べていく中で、返済の見込みの少ない住宅ローンを含む金融商品[サブプライム・ローン]が、数年以内にデフォルト[債務不履行]に陥る可能性がある事に気付くが、その予測はウォール街の銀行家や政府の金融監督機関から全く相手にされずにいた。そんな中、マイケルは「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引に目をつけ、ウォール街を出し抜く事を画策するー。 同じ頃、ウォール街の若き銀行家ジャレット(ライアン・ゴズリング)は、マイケルの戦略を察知し、頭金なしで信用力の低い多くの低所得者に住宅ローンを組ませている大手銀行に対して不信感を募らせているヘッジファンド・マネージャーのマーク(スティーブ・カレル)を説得して「クレジット・デフォルト・スワップ」に大金を投じるべきだと勧める。 また、この住宅バブルを好機と捉え、ウォール街で地位を築こうと野心に燃える若き投資家の2人から、勝負を賭けるにあたり相談を持ちかけられるベン(ブラット・ピット)。今は一線を退いた伝説の銀行家であるベンは2人の計画に自らのコネクションを使って彼らのウォール街への挑戦を後押しすることを決意する。 2008年、遂に、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れるー。マイケル、マーク、ジャレット、ベンの大勝負が始まる・・。

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」に投稿された感想・評価

原題はThe Big Short、邦画タイトルはいかにもミスリードしそうな感じ。金欠病男の人生大逆転の成功物語、と思ったら大間違い。ショートとは投資用語ロング、ショートのショート、つまり先売り。株や金融商品の値が将来下がると予想する投資・投機のこと。サブプライムローンで住宅市場が崩壊した2008年の大暴落(リーマンショック)を、誰よりも早く予想して先売りを仕掛けて大儲けした投資家たちの物語。
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聞いたこともない金融商品関係の専門用語(略称)は、元の言葉を聞いてもピンとこなし、説明を読んでもまだわからない。難しい言葉を難しく説明する最悪の状態のことが普通なのだけれど、この作品は例えを使って直感的にとても分かりやすく説明してくれるので何とかついていける。だからご安心を。
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当時アメリカの銀行は自分たちの利益だけを考えて、返済能力のない人たちに、大丈夫だからと融資をして住宅を買わせ(住宅ローンを組み)、その債権を纏めて複雑な金融商品として売り出した。住宅価格が上がる限り、その価値はいつまでも上がり続けると投資家たちが買い続け・・・、ある日突然バブルが崩壊する。
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もう10年近く経過するリーマンショック、後から見れば起こるべくして起こったと言える。でも当時は誰もそんなことは言ってなかった。だから、そのことにいち早く気づいて相当なリスクを取って行動した彼らは凄い。だがこの作品の主眼はおそらくそこだけではなく、リーマンショックを起こしてしまったアメリカの銀行・証券業界(ウォールストリート)の体質を告発することでもある筈だ。冷静に市場を分析した彼らは、ウォールストリートを痛烈に批判していたから。
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しかし、「燃え始めている住宅に火災保険をかけるようなもの」と自ら語っていた彼らも、結局は儲け話に群がるだけの同じ穴の貉(ムジナ)に見えましたね。数百万人の人々が返済に行き詰まり家を失う事態になってしまったアメリカ。リーマンショックを経験して、アメリカはなにか十分な対策をしてきたのだろうか? そこが知りたい。
yumiko3038

yumiko3038の感想・評価

2.3
難しかった。
英語の専門用語もわかんなかったし、字幕を読むのも追いつかず(T-T)
専門知識がないとしんどい。
それもかなりの量が必要。
masakina

masakinaの感想・評価

3.3
そうだった、マネーボールのときもそうだった。
原作とセットで読んでようやく理解できるシリーズ。

日本版タイトルで語弊を与えがちですが、決してハッピーエンドでは終わりません。

ただ、真面目な話をコメディ要素を交えながら解りやすく解説される構成は面白いし、観てるこちらに視線を合わせながら話しかけてくる感じは一種、自分もちょっとしたケイ・パーものに参加している感じでした。

原作読んで、また観ます!
inotak

inotakの感想・評価

3.5
すんごい難しかったので2回見たけどまだわからない。もう少し勉強してからまた観ようと思う。
ものすごく静かに、でかい事が起こるので
それが深刻さをより引き立てる。こういう演出いいな
「経済」と見せかけて実は「道徳」がテーマ。お金がいかに人を狂わすか
moto

motoの感想・評価

3.3
面白かった。余談だけど、ブラピが半ばまでわかんなかったー!
とても難解であった。テンポが良いだけに割りと良い感じに置いていかれた。良い感じに。

何が何だか分からないけれども、何かとでもねぇ事が起きているのは理解できる。
スティーブ・カレルのうなだれる演技やブラピの鬼の形相等が作品を理解する上で大きな助けとなり、聳え立った大きな壁が徐々に徐々に音を建てながら崩れ行く様はまさに圧巻であり。ここら辺の脚本は上手いと思った。

劇中での駆引き。
巨万の富と己らの信念の証明を獲るか、倫理観、道徳感情を獲るか。
奇しくも主人公達の勝利とは大多数の不幸と混沌であり、それらのジレンマにうちひしがれ哀愁漂いながらGOサインを出すスティーブ・カレルと「はしゃぐな。俺達が勝てば失業率が1%上昇し4万人が死亡する。」と叱責するブラピ。彼らの洗礼された演技は作品に深みを与え否応なしに世界が変わらざるを得ないと言う事実を見事なまでに壮大かつ悲劇的に感じさせてくれる没入感を与えてくれた。

この映画の良い所はウルフオブウォールストリートの様に一人に焦点を当てず、群像劇で一癖も二癖もあるパズルのピース達が歪ながらに、しかし確実に終焉に向かって揃うが如く一方で、悦に浸り。一方で、悲観し。一方では、憤りを胸に秘めながら話を盛り上げあくまで、彼ら達の偉業をを描いているのだけれどその裏で起きている惨事をも描くと言う決して輝かしいとは言い難い事実をあえて強調するのが素晴らしい。
フィクションであれば「アウトローだな。ロックンロールだ!」で終わるのだが脚色はあるものも実話である。面白い。しかし惰性だけで猪突猛進すると予期せぬ事が起き、もしかしたら思わぬ大惨事をを生んでしまうのかも知れない。

きっと知識があればもっと楽しめたのかもね。

後、マーゴットロビーかわええ。
Yushi

Yushiの感想・評価

3.8
専門知識が多く絡む題材ということで、劇中でユーモアを交えてきちんと説明してくれる用語もあったが、一般人にとっては説明不足な経済用語が多かった。
自分は事前に僅かながら予習していたので楽しめたけれど、映画館へ観に行って置いてけぼりな鑑賞者も多かったのでは。

こうなることはわかっていたけれど、ハッピーともバッドともとることが出来ない、終盤にかけての空気感が印象的。
リーマンショックの知識をある程度つけておくととても面白く感じるのではと感じた。
ユーモアを混ぜながら金融の世界を知る映画として適していると思う。
俳優の演技力や人物描写が素晴らしかった。
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