この映画の難易度を明確にすると、リーマンショック当時日経を読んでる人には難なく観れます。
そうで無い人は、リーマンショックのあらましがネットに簡単にまとまっているので、事前に読んだ方が良いです。
もちろん本編中にシンプルに解説されるので、配慮はありますが、物語に無駄が無いので付いていくのが難しい場面も出てくると思います。
とても真摯な映画なので、ぜひ、良き状態で皆さんには鑑賞してほしいなと思います。
鑑賞済みの方向けに本編について触れておくと、物語中盤にプラピ+若者コンビが商談を進めて、若者がはしゃぐ場面がこの映画の全てが集約されてたように感じます。
その、ブラピと彼らのやり取りは、端的にウォール街の精神を表しているように思います。
若者コンビには、ブラピの言うことは分からないのです。儲けてなにが悪いの?やっとチャンスを掴みかけてるんだぞと。
資本主義社会である限り仕方ありませんが、我々は文明に生きる文明人として、 絵空事だとしても、ブラピの言う気持ちを持ち続けるように努力するべきだと感じました。