あらすじ↓
キャンプをすることになったあるカップル。だが、2人は広大な森の中に迷い込んでしまう。路頭に迷い関係が悪化した彼らの目の前に、血に飢えた巨大な人喰い熊が現れる。
感想↓
2023年 47本目の映画。
まず最初に、クマよりも森で1人で行動している人に出会うって少し怖いなと思った。人って相手がどんなに優しい人でも、やっぱり最初は怖い人なんじゃないかと疑うよね。その疑いが相手に伝わってしまうのも嫌だなと思った。足跡や動物の死骸が見つかったりと不穏な雰囲気はあるんだけど、肝心の熊が全然姿を表さないから、カップルには申し訳ないけど早く出てきてくれと願ってばかりだった。
遭難はパニックになるから人間関係を悪くするというのが嫌。不安で強くあたってしまうのは分からなくはないけど、お互い我慢するのが大事だと思う。そして、クマがそのまま目の前に見えるのはもちろん怖いんだけど、テント越しに動くクマがまた違った怖さがある。クマに襲われるシーンは、かなりブレブレでぼかしが入っているような感じで、もう少しはっきりと映してほしかった。
アニマルパニック映画は動物が出てきてそう呼べるのに、今作は全然出てこないからそのジャンルを名乗れないと思う。クマが襲ってくるところはまあまあ怖いが、他のシーンが地味すぎて途中で飽きて眠くなってしまった。クマが襲ってくるのを期待して観るとがっかりするかも。