ましゅまろ

たかが世界の終わりのましゅまろのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
4.3
待ちきれなくてバイトまでのスキマ時間に一人で観に行っちゃいました
さすがドラン様!今回もめちゃくちゃ考えさせられました...
家族愛をテーマにした今作。この不器用な家族のかたち、なんかわかるなぁ
若くして別れた兄を心から慕っているけれどうまくそれを表現できない妹シュザンヌ、才能に恵まれた弟と自らをどうしても比較してしまい妬みやプライドが先走りしてしまう兄アントワーヌ、息子のことは愛しているけれど完全には理解できないと断言してしまう母。
孤独な心を抱えた主人公ルイを唯一理解しかけているのはこの家族とは血縁関係のない"部外者"の義姉カトリーヌ。本当は家族に自分を理解してほしいのに…
気まずさを埋めるためにわざわざ無駄なことを言って結局喧嘩してしまう、その繰り返し...私の家族もしょっちゅうです
煙草吸いながら涙を流すシーン、切なくて胸が締め付けられました
家族との距離感ってとっても難しい
一つ不安なのは、終盤でアントワーヌとカトリーヌは彼に死が迫っていてもう戻ってな来ないことを悟った…という解釈でいいのでしょうか(*_*)

彼の作品って音楽の取り入れ方がとっても上手いですよね エアロビのシーン微笑ましかったなぁ あとシュザンヌの部屋で微かに流れてたAreYouWithMe 細かいところだけど思春期(?)の女の子が聴くラジオ感があって親近感が湧きました(ただ私が流すラジオでよく聴くだけですが笑)
冒頭で流れるHomeをテーマにした曲が今作の結末を暗示しています。

まだ観たばかりで全然消化できてないので皆さんのレビューを見て考察を深めたいです( ¨̮ )
ましゅまろ

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