たかが世界の終わりの作品情報・感想・評価

たかが世界の終わり2016年製作の映画)

Juste la fin du monde/It’s Only the End of the World

上映日:2017年02月11日

製作国:

上映時間:99分

あらすじ

「たかが世界の終わり」に投稿された感想・評価

ナキア

ナキアの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「たかが世界の終わり」

ルイの死が家族の中で受け入れられることはない。見終わった後呆然としてしまった。
音楽の使い方がとても好きだった。
強烈に焼き付く台詞が多く、何度も思い返した。うろ覚えでメモしたのが残っていたので載せる。


あなたのことを愛していない?
理解できない?
その通りよ
理解できない
けれど愛している
この愛を奪うことは誰にもできない

昔の家を見たいな。

興味なんてない
兄さんなら分かるはず
俺は特別だと話しておけば丸め込めるとでも?空港でコーヒーを飲んだ。雑誌でも読んでいたんだろう。本当は早く来れた筈なのにゆっくりしていた?俺にとってはまったくどうでもいい。本当のことを話せよ。そんなどうでもいいことを伝えるために帰ったのか。お前は俺のことなんてどうでもいいんだ。くだらない演出 俺を巻き込むな。

嘘でもいいから家に来るように呼んでやって。
長男として縛り付けられている。あなたの許可を待っているのよ。家のことを決めるのは生まれた順ではない。美しさ、稼ぎ、才能……そういうものなのよ。
役者同士の演技合戦と言えば聞こえは良いが…終始興奮気味のテンションの家族と、12年振りに帰って来た寡黙な弟

彼が出ていく前、その後に何があり、どうなったのか?!・・・そこは、想像に任せるしかない

会話というよりお互いが喧嘩腰、こんな家族は嫌だとおもいつつ、抑え役というかブレーキ役に長兄の妻がオスカー女優マリオン・コティヤール

時折、盛り上がるのか?美しい回想か?と、思わせる映像と音楽が挟まれるが、結局は難解過ぎて共感は出来なかったし、後味の悪さが残った作品

大そうなタイトルとのギャップが大きかった💧
ゆーま

ゆーまの感想・評価

2.0
家族が四六時中わーわー喧嘩しまくっててめちゃくちゃ疲れた。こういう家族もいるわなと思えたら共感できるのかもしれない。主人公と兄嫁の穏やかさでぎりぎり乗り切れた。あとところどころの色彩は良かった。
おまお

おまおの感想・評価

4.0
タイトルからは何かハートフルな雰囲気を想像してしまう、が、ぜんっぜん違った、終始殺伐としてた。
「たかがお前なんかの死ごときで」みたいな。
まずオープニングから不穏すぎ。ああこれがこの映画の全てなんでしょう?ってなるじゃん。
相変わらずあっちでワーワーこっちでワーワー。疲れる。奇妙なくらい周りをぼかすから否が応でも表情を読まざるを得ない。疲れる。
無駄なものを全て削ぎ落とした結果、ストーリーを排除しちゃった。究極のミニマリストかよ。
なのに観終わってから、ちゃんと愛のお話だったなって思う。謎。各々が取捨選択をして家族を想って傷ついて恐れて愛されたいと願って…。
業界で揺るがない地位まで来たドランがこれでもかって感じで喧嘩売ってる?それでカンヌだもん。お手上げ。私はドランに心臓を捧げる。
「自分のために話してる 満足した?」
これもまたズシンときたなあ。
美しいシーン美しい記憶を過剰なまでに演出するのが皮肉なようで、やっぱり眩しくて、待ってましたという感じ。

誰が悪かったとか、そういうことじゃなくて、どうしても割り切れないものが家族との間には生まれてしまう。アントワーヌが車の中でまくし立てていたことは、誤解かもしれないんだけど、彼にとってはそれがただ一つの真実だし、もう理解しようとすることも分からない。

死ぬということを伝えに、という前情報を聞かなかったら、若干心持ちが違った気がするんだけど、はっきりと示さず、どう物語が進んでいくか予想しきれない面白さが怒涛のように押し寄せてくる。
Sayakatko

Sayakatkoの感想・評価

3.7
主人公が全然喋らないから周りの人の言葉や表情主人公の視線の先の景色で、これから何か起こるのか起こらないのか 彼らの間にはどんな過去があるのか…とじっくり考えながら観ちゃう映画。
何となく告白したいことが分かるんだけど、全然言えない主人公にイライラするw 言えないことによって描かれる家族の複雑な感情のぶつかり合いこそが醍醐味なんだろうけど兎に角イライラするw

母親が「あなたのことは理解できないけど愛してる この愛は誰にも奪えない」って息子に言うシーンが格好良い。
陰影の中に浮かぶ派手なアイシャドウの色がすごく印象に残った。
俳優陣豪華。演技ありき。演者が良くなかったら多分結構つまらない映画になってたと思う。
なんとも評価し難い作品ではあるけど、独特な世界観と素晴らしい演技に後々まで引きずるような作品🌟
映画って素晴らしい😎
イハラ

イハラの感想・評価

4.0
2019/1/17
まずタイトルが素晴らしすぎる。配信にないため珍しくDVDを買ったが、豪華版の装丁も素敵で、部屋に飾ろうと思う。内容はいわゆるアート系だが、ひたすら意味のない話をするという会話劇。ヴァンサン・カッセルは『ドーベルマン』のイメージしかなかったけど、繊細な芝居も上手いと知った。ラストは想像通りだったが、それでもやはりグッとくる。同じドラン監督である『マミー』ほどの衝撃はなかったが、逆光気味の撮影やスローモーション、そして何よりも音楽が素晴らしい。
フランス映画は退屈な時間は多いが、色彩と陰陽の使い方が本当に上手だと思う。たしかに、胸をえぐられたような気持ちにはなったが、それが何に起因するのかを理解するのは難しかった。主人公の顔に常にどこかしら陰があるのが印象的だった。
よしい

よしいの感想・評価

4.5
長男と弟の関係の描き方がとてもリアル。親に甘えるのが上手で、家族のしがらみとは無縁に生きる弟への嫉妬にめっちゃ共感。

長男て必要ない責任をなぜか感じてしまうんだよな、と改めて思った。
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