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たかが世界の終わりのyuki映画海外ドラマのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
2.2
2年ぶりに実家に帰省した次男を囲む家族のお話。愛とは理解とは。
オープニングの曲以外退屈な状態が長く続いてしんどかった。

家族の会話が延々と続くのだけど、よそよそしかったり、はしゃいだり、やたらつっかかったり、無口だったり、皆の態度がちぐはぐなので、観てる方も気まずい気分になるわでちっとも面白くない。

ほとんど喋らない次男、いくらイケメンでもあれだけ同じ表情のどアップを繰り返されると飽きるよ。

長兄と次男がドライブするあたりから何となく絶賛の理由が分かってきた気がする。
家族だから愛してるからわかり合えて当然というのは都合の良い幻想。
長男はなぜああいう態度なのか、無口な次男は何故家を出たのか、12年にぶり何を期待して戻ってきたのか、ラストの気持ちとかあれこれ推測してみたら面白いと言えなくもない気がしてきた。
挿入歌とヴァンサン・カッセルが良かったね。

この映画が評価される理由は分からなくもないけど、入り込めなかったのは私自身が家族関係で悩みをもったことがないからかも。