良い映画風ではあるが、マイノリティのあるゆる美味しいとこだけ、言わば上っ面だけを盛り込んだ感は強い。
しかしながら障害者の主人公を「悲劇のヒロイン」としてではなく、ごく普通の女の子として描いたのは評価できる。
障害者として扱われるのではなく、健常者としての楽しみも知りたい、という主人公の好奇心旺盛なキャラクターは中々良いと思う。
ただなにぶんキャラクターが自由奔放すぎるせいか、あまり感情移入はできなかった。
王道ではあるが母親とのくだりは涙腺やられそうになったが。
ただこのエピソードも取ってつけた感は否めない。
悪い映画ではないし、最初にも書いたように良い映画風ではあるけど、それぞれのエピソードが薄っぺらく感じてしまったかなあ。