このレビューはネタバレを含みます
世界で美味しい牛肉店について、10位まで紹介しているドキュメンタリー映画。
そもそも、牛肉について深く考えたことがなかったから、自分の知識がなくて、映画が少し長く感じてしまった部分もある…
日本の肉屋やレストランを見て、繊細さを大切にしているように感じられた。特に、日本では、お米に合うように、柔らかさを重視しているものが多いらしい。すき焼きや焼き肉など、ステーキよりも、薄切りやひき肉が多い。
また、フランスとの違いは、ショーケースなどで脂身を客に見せないこと。フランスでは、脂身が多い肉はランクが下がるらしい。
品質について、農家から仕入れた肉がいいものと捉えること、一方で、ただ柔らかい肉がいい肉だという考え方があるらしい。
私は、日本の特徴もあるのかもしれないが、柔らかく、サシが綺麗に入ったものが良いと思ってきたが、それは、文化や地域の違いであって、海外は全く違うところもあることに驚いた。
日本の和牛が、海外で評価されているのも事実だが、ステーキ肉が多い海外は、豪快に感じられる部分もあった。
ルビアガジェガ牛食べてみたい。
どんぐりを食べて、ヘーゼルナッツの風味になるのは不思議。
また、アルゼンチンは本当に牛肉の消費量が多い。焼く前に、塩水に漬けるのは、南米独特なのか。
いい肉とスーパーの肉を比べた画は、いい肉の方がワイン色で濃く、明らかに違うと実感した。
環境のこととかを考えると、日本は穀物を食べさせているけど、海外は牧草を食べさせることを大切にしてあるところが多く、批判的な見方もあるのかと勉強になった。
肉の選び方は、好みの問題のところもあると思うが、それぞれの地域で情熱を持って育てている人たちを見ることができる。