どや

ルワンダ 流血の4月のどやのレビュー・感想・評価

ルワンダ 流血の4月(2005年製作の映画)
3.6
大学の講義で鑑賞。せっかくなのでレビューしておく。

アフリカの内陸地、ルワンダにおいて、1994年4月から実際に現実で起きた部族間大量虐殺という実話を1人の男性を通して描いた作品。実話を基にしただけあって、内容はとても悲惨。「ツチ」と「フツ」という2つの部族が対立し、フツが国軍を用いてツチをどんどん殺していく。正直見ていられないくらい酷いシーンも多く、これが実際にあったのかと思うと鳥肌が立ちまくる。

イドリス・エルバというイギリス人俳優演じるオーガスティンは、フツ出身で国軍部隊に所属しており、ツチ出身の妻と息子2人と暮らしていたのだが、ツチの組織RPFが北側から侵攻して来たことを皮切りにルワンダ国内でツチ排斥運動が軍主導のもと始まる。

授業で見ていたので、あまり映画としてのレビューはできないけど、約20年前、100日間程度で80万人も殺されるという事実があったことに驚きだし、見るのを少しためらうくらい事細かに映像化していることがすごい。

正直あまり簡単にオススメできない映画だなと思う…。もちろん忘れてはならない事実として残さなければなさないけど、ちゃんと時代背景を知る必要もあるので、エネルギー有り余ってる人は是非見て欲しい、そしてそれきっかけでアフリカ史を学ぶのも良いのでは。
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