あい

ヴァレリアン 千の惑星の救世主のあいのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤から宇宙人がたくさん登場。数々の宇宙人を人間が迎え入れるアルファ創成期を描いたシーン。挨拶してるのがとてもかわいいです。
アルファステーションも、とてもカラフルでワクワク感が高まります。
ミュール惑星が正にファンタジー世界を具現化しています。皮膚にパールの煌めきを持つパール人が麗しいですし、建物が貝殻で出来ているところもメルヘンな感じ。
SFというと近未来をイメージする方もいらっしゃるかと思いますがこういう幻想世界もかなり好みです!!
ペット?は懐くし複製シーンもかわいいです。

そう言えば、中央委員会に呼ばれたときのローレリーヌの姿勢や歩き方がとても綺麗だなと思ったのですが元々モデルさんなんですね!見たことある顔だったのですが演技も自然だったので女優だと思ってました。

何にせよ映像が素晴らしいので映画館で見るべきだったなあと思いました。

ストーリーはもう少し重みが欲しかったです。特に司令官がパール人に対してやらかしたことの重大性みたいなものが弱く描かれていたり、パール人のために乗り換えていくシーンが淡々としているように感じました。
バブルが死んだ時もアッサリしてるし。ヴァレリアンたちを助けるために命を落としたのに…

しかし終盤のローレリーヌの
「自分以外の誰かを信じること」≒それが愛だよ、と説くシーンはジーンときました。人を信じるのって難しいので、このセリフが出るってことはローレリーヌはこのときすでにヴァレリアンを愛していて愛ゆえにヴァレリアンの心が動かされるのが素敵でした。

世界観が好きなのでお気に入り度は高めです。

✳︎ストーリー✳︎
西暦2740年。宇宙連邦の政府機関に勤めるヴァレリアンとローレリーヌは極秘任務のため、あらゆる宇宙人種族が住む巨大な宇宙ステーション「アルファ」へ派遣されます。
アルファでは謎の放射汚染が拡大しており、2人は本案件の対策を任される司令官の護衛任務につくことに。ところが会議中の最中、ミュール惑星のパール人から奇襲を受け司令官だけが連れ去られてしまいます。
ヴァレリアンは司令官を救出するため追いかけますが、アルファのレッドゾーンでトラブルが起き倒れてしまいます。ローレリーヌが急いでヴァレリアンの救助に動き、救助に成功したのもつかの間、ブーラン・ バーソルに拉致されピンチに。そこで、ヴァレリアンは自由自在に姿を変化できる宇宙人バブルの力を借りてローレリーヌの救出に向かいます。
そして遂にレッドゾーンであるパール人の生息地に到着し司令官を見つけますが、そこで司令官が隠滅していた事実を知ります。ミュール変換器をパール人に返したいローレリーヌに対し、ヴァレリアンは政府の財産であると反対。しかしローレリーヌに真実の愛を説かれ、パール人の人格に触れたヴァレリアンは、パール人に協力することを決めます。すべてが上手く行きそうな時に、司令官の一言で戦闘用アンドロイドのK-トロンが攻撃をスタートさせますが何とかパール人は無事に脱出することに成功!その衝撃でヴァレリアンとローレリーヌは宇宙に漂流してしまいますが愛を誓い合うのでした。
あい

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