このレビューはネタバレを含みます
この猿の惑星新シリーズは、一作ごとに聖書の翻訳としての神話的英雄譚色が濃くなっていったのだけど、正直それに伴って右肩下がりにつまらなくなってしまったと思う
あと元ネタが全部大ネタすぎて、一歩引いてしまった(『アウトロー』『暴力脱獄』『地獄の黙示録(しかもコッポラの最初の構想)』『大脱走』)
ただ最後に『最後の猿の惑星』オマージュ(しかも賛否別れてるやつ)が来たところは感動してしまった
あと、旧シリーズの後半二作が、志は高かったものの制作上の制約で出来なかったことを遂に成し遂げたというような製作陣の執念が兎に角偉い
このご時世ここまで“媚びてない”大予算のシリーズものもなかなか無い