彩

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)の彩のレビュー・感想・評価

4.7
シーザーの圧倒的存在感とエイプたちのシーザーへの絶対的信頼、団結力が本当にすごい。どんな状況になっても全員がシーザーを失わまいと守るシーンは胸打つものがありました。
3作通して、人間はなんて愚かで傲慢なんだと思わされる。エイプは強い。本当にその言葉通り。元の猿の惑星シリーズは人間目線で猿はただ恐怖で悪な存在だったけど、今作でただ人類は生存競争に負けたのか…自然が生かしたのが、地球が選んだのが猿だったのかとひしひしと感じました。話せなくなった原因が衝撃だった。こうやってシリーズにつながっていくのか…
あの女の子が「人間と猿」がどういう関係性なのか分からない、何も知らない歳だからこそ色々刺さるものがあって。彼女が純粋に悲しむシーンは涙が出ました。
シリーズ通してすごく考えさせられる。すごい作品だと思う。何回でも観たい。
彩