石川

キル・ビル Vol.1の石川のレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)
4.5
前に見たけど再度鑑賞。まったく内容を覚えていなかったので楽しめた。
たしか当時は日本でもすごく話題になっててそれで見たのかな。ジャージの姉ちゃんのアクション映画って認識だったけど、改めて見たらこんなに良い意味でふざけた映画だったのかと大変楽しませてもらった。
作品内だけでなく作品外の思考を持ち込むことで映画の見方はまるで変わってくる。
外国人監督が日本の時代劇を撮ったらどうなるのかや、日本文化のどういう部分がクールに感じられているかという視点を持つことでただのアクション映画をより興味深く見れると思う。
時代劇や極道映画がカタコトで展開されて微笑ましいが、ジャパニーズマフィアの食事シーンや大人数の殺陣や雪の積もる庭での決闘など、伝統的な日本の映像作品の文脈みたいなものをよく研究されていて見応えがあった。
日本人も満足するカリフォルニアロールのような映画だった。(カリフォルニアロール食ったことないけどいつか食べてみたいな)
石川

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