キル・ビル Vol.1の作品情報・感想・評価

キル・ビル Vol.12003年製作の映画)

Kill Bill: Vol. 1

上映日:2003年10月25日

製作国:

上映時間:113分

ジャンル:

3.4

「キル・ビル Vol.1」に投稿された感想・評価

せーじ

せーじの感想・評価

4.2
245本目。

皆さんは年末年始ってご予定は決まりましたか?自分は今年も、テレビ特番そっちのけで映画を観まくることになりそうです。もちろん「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は初日に行きたいですし(チケット取れるかなぁ…)それ以外にも「カツベン!」「男はつらいよ50」「ブレッドウィナー」「パラサイト」などなど、映画館で観たい作品が目白押しなんですよねぇ。レンタルも一か月ゲームに費やしてしまったおかげで、観たい作品が増えてきましたし、この季節はテレビ番組でも映画が放送される機会が増えるので、見逃さないでおきたいものです。そのためには!!大掃除を手早く効率的に済ませたい!自分今月頭にスティックタイプの掃除機を新調しまして、早くも使いまくってます。普段やらない部分の掃除をサクッとやって、近所のTSUTAYAでDVDを借りたら、あとは適当に食べ物を買って、引き篭もるだけ。楽しみだなぁ。そうそう、それとですねぇ…




という、どうでもいい話は置いておいて。
タランティーノ監督作品四作目。ついにこの作品を評する時がやってきました。
公開当時ものすごく話題になっていて、布袋寅泰さんが作曲したテーマ曲はもちろん知っていましたし、王様のブランチとかで特集をぼんやりと観たりした記憶はあるのですが、正直なところ、血しぶきがすごい(グロい)という話を聞いてしまっていたので、グロいのはちょっと…と、今日まで避けていた作品でした(前回のレビューから少し時間がかかったのは、そういう理由もあったりもします)。でも、また借り直すのも面倒くさいし、エイヤと気合を入れてDVDをプレイヤーに投入。そして鑑賞。





…面白かったです。
というかこんな作品だったのなら、気合を入れる必要なんて無かったかな?
正直「ここまで日本映画をリスペクトしてくださるなんて…!!」と思ってしまいました。どの場面から何がどう引用されているのかは、自分も良く知っている訳では無いのですが、この手のジャンル映画が大好きな作り手が、思いっきり好きなように作ったから、こういう作品になったのだということだけはしっかりと理解することができました。
「作り手がやりたいと思っていることがハッキリとしていて、それを映像化しようとする"情熱"がほとばしっている作品」というと、自分は半年前に地獄めぐりツアーで評した「キャシャーン」を思い浮かべてしまうのですが、本作と「キャシャーン」とでは決定的に違う点が一つあって、"情熱"をアウトプットしようとする映画的な力量に天と地ほどの差があるのではないだろうかと思うのです。とにかく映像が洗練されていて、アクションをはじめ、しっかりと映像で物語を語ろうとしていましたし、「画面に左から車に乗った登場人物が入ってくる」シーンや「持っている刀の刃に敵を写して間合いを知る」シーンなど、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でもあった一部だけを切り取ってスマートに映像で見せていく効率の良さもあったりして、舞台立てはツッコミどころ満載なのに、独特のカッコよさが全く失われていないのです。むしろそういうフィクショナルな世界観が舞台である作品なのだという説得力が強くあったように思います。
加えてキャスティングとキャラクター造形のセンスですよね。辻褄よりもイメージ優先で描かれていて、作り手の好みの爆発っぷりが清々しいよなと思いますし、それなのに全員きちんとアクションをこなしているので、観ていてほれぼれとしてしまいました。個人的には、栗山千明さん演じる女子高生の彼女の死に方が、彼女発案だったと聞いて、ちょっと感動しましたよね。なので、あの料亭(!)のヘンテコな構造も、ラストバトルのイメージ優先の舞台立ても、どういう構造してるんじゃいこの建物はとか、なんでいきなり雪景色なんじゃいなんて思うのは野暮だと言いたくなるようなアクション演出の迫力と殺気がほとばしっていて、とても良いなぁと思うのです。

まぁただ、主人公が日本に来訪してからのことで細かいことを言い出し始めるとキリがなくなりますし、なにより出血描写が…すごいんですよね。切断描写なども含めると、ドクロメーターは確実に4は超えるだろうと思います。ただ、惨たらしいゴア映像だというよりは、あまりに景気が良すぎて逆に笑えてくるような出血描写なので、そこまで気にしなくてもいいのかもしれません。観ていて心底「悪趣味だなぁ~」と思ってしまいましたが。
それに、物語そのものがグダグダになっている訳では無く、最後に観客に突きつける「ある事実の提示」で、きちんと締めつつ次作へと「興味の持続」を繋げてしまうあたり、やっぱり上手いよなぁと言わざるを得ません。

※※

という訳で、ツッコミどころがあり過ぎの日本描写に笑ってしまったものの、全体的には映画としてしっかりと楽しむことができた作品でした。ツッコミどころをあげつらうのではなく、ここまでの作品を作ってくださったタランティーノ監督には感謝するしか無いと思います。こんなにも日本の文化や映画を好きになってくれて、嬉しいですホントに。
ドクロメーターも高めですが、残酷と言うよりも悪趣味な感じなので、キャーキャー言いながら観るのもいいんじゃないかなと思います。
気になる方はぜひぜひ。
『レザボア・ドッグス』を観て、タランティーノは天才かもしれないと思った。
『パルプ・フィクション』を観て、タランティーノは天才だと確信した。
『ジャッキー・ブラウン』を観て、タランティーノはアホかもしれないと思った。
『キル・ビル』を観て確信した。こいつアホだわ。やってくれたな。

演出や撮影技術は最高水準、しかし土台がアホすぎるので脳みそが混乱する。A級映画とB級映画を高速で往復する気分は初めてでした。爆笑必至。

足フェチ要素、時代劇要素、西部劇要素、カンフー要素にマンガ要素、監督の「大好き!」がこれでもかと詰まっている。撮影時のタランティーノはきっと、ディズニーランドに来た少女よろしく目キラッキラだったことだろう。

オープニングの「シリアル・キラー」なオフビート格闘シーンも大好きだけどさ、やっぱり青葉屋のシーンが最高なの。奇跡的な完成度の長回しと無茶苦茶な格闘シーン。仮面ヤクザたちが騒ぎながらチョコマカ階段を走り降りてくるシーン大好き。何を丁寧に一段ずつ降りてきてんねん。この楽しさが全て。こんなに人が死んでいくのを見て愉快なのは初めて。

「ヤッチマイナー!」「ムネニイチモツ オアリノゴヨウス」「ウワサガ ヒトリアルキシテル ミタイダネ…」など、かっこいい台詞が全部カタコトなので毎回笑ってしまう。同時通訳が入ってくるシーンは笑いすぎて苦しかったわ。時代劇に傾倒するあまり急に画面が白黒になるのとか、もう天才だね。やりたいだけじゃん。良いんだよ。タランティーノが楽しいなら俺はそれで幸せだよ。みんな笑ってハッピーじゃん。サイコー映画じゃん。

タランティーノは絶対この映画のことが大好きだろうし、他にもこの作品に1億点つけてるようなバカが世界中にいると思う。「これが観たかったんだよ!」って言ってる人がきっと大勢いる。それが誇らしい。本物の日本はちょっと違うけど、彼らがこれで喜んでくれるならそれでいいじゃん。声高に叫んでやろう。This is Japan!
n

nの感想・評価

5.0
カメラワークに圧倒と背景音楽コミカル過ぎてニヤけたタランティーノの章使いに安心する
アニメの描写とか、急にコアな日本らしいシーンが入ったりとか、武士道の美徳を推したり、タランティーノが日本好きってのが良く伝わるし、演出は面白いんだけど、役者の殺陣がな…もっと練習して欲しかったな…笑
あとゴーゴー夕張ちゃん、想像以上に強い
彗

彗の感想・評価

4.0
外国人が刀を振り回して戦ったり途中でアニメパートを挟んだりなど斬新で唯一無二の映画。結構グロテスクなのに爽快で新鮮だった。栗山千明が最高
映画の構成が元々1つだったってこともあって少し複雑だった。緊迫してるのか面白いのか曖昧だったけど、戦闘シーンは見応えあった。ブロンドの女性ってかっこいいな。
‪人生で初めてカレーライス食べたときくらい衝撃的な面白さ!!
これまでなんで観てなかったんだよ自分。タランティーノ最高だよアンタ、拍手喝采大万歳だよ!!!
アクションも音楽も魅力がいっぱい。Vol.1は話の大筋だけ理解できるようにして、他の部分に力が入れられている感じ。
時代劇、カンフー、西部劇、仁侠とタランティーノの好きが詰め込まれている作品。
魅力的なキャラクターが多いから、キルビルファンでキャラクター総選挙とかやってみたいなと思ったくらい。
個人的には、栗山千明演じるゴーゴー夕張が好き!!
よしこ

よしこの感想・評価

4.0
こんなに面白かったのか!
意外とゴリゴリのドラッグムービーですね。
美女に惨殺されたい欲求をピンポイントで満たしてくれる傑作!


ツッコんだら負けだと思ってできるだけ没入して見てたんだけど、
イエローのライダース脱いだらイエローのトラックジャケット着てるってのは反則だと思います。
さすがに笑いました。
わに

わにの感想・評価

3.7
バカじゃないの、ほんとに笑

真面目にやりなさいよ!ほんと!
じゃないと、日本刀でおしりぺんぺんよ!

とタランティーノに言ってやりたくなる映画ですね。

英語でもやれるものを、わざわざカタコトの日本語でいつもの会話劇をさせるあたり、本当にバカ。
やっぱたまんねぇよ、タランティーノ…

クリエイターが好き放題やってる作品はなぜこうも面白いんだ…

これは何年経っても楽しめる自信がある

日本版は見たことないからいつか見てみたい
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