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TSUNAMI 津波のakekokkoのレビュー・感想・評価

TSUNAMI 津波(2006年製作の映画)
3.5
2004年12月、東南アジアの海岸一帯を襲ったスマトラ島沖大地震による大津波。体験者・関係者の取材を基に描いたドラマ。

かなり長い映画です。
第一部、第二部とで構成されています。

以前に観たインポッシブルではスペイン人一家を取り上げていましたが、こちらではイギリス人一家を取り上げていました。

津波が起きるまでそう時間はかかりません、一瞬にして何もかも飲み込んでしまったクリスマスの朝。
きれいだった海岸の町は一瞬にして悲惨な瓦礫の町へと変貌してしまう。

遺体を焼く風習の無い国の人に対してはその行為にかなり怒りを覚えます。
家族が発見したときに遺体を確認も出来ず亡骸にさよならできないのはおかしいと。
暑い国で遺体をそのまま放置しておくと腐りはじめ感染源の原因になるから仕方の無いことだと、現地の僧侶たちは祈りを捧げ火葬していく。
日本人ならごく普通のことなんだと認識できるけど、言葉も通じない異国で何が起きているんだろうと家族にしてみれば不安でならいんだろうなって思う。

インポッシブルと違いこちらはかなり細かく裏の裏を描いている。

小さな男の子も主を亡くした今、自分がしっかりしなきゃいけないんだって姿が痛々しくもあり、勇ましくもありました。
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