tea

シネマの天使のteaのレビュー・感想・評価

シネマの天使(2015年製作の映画)
4.2
100年続いた実際に閉館する映画館を舞台に、その映画館が町の人々にとってどんな存在だったのか、彼らの人生にどんな灯を灯すのか、映画館のスタッフとその周囲の人を中心に進むストーリー。夢か現かというまさにその言葉通りな演出を物語に取り入れているシーンが本当の夢みたいで面白い。
上映が始まってすぐに号泣。取り壊しが決まった映画館のメッセージだらけの内壁を写すだけのなんてことないシーンなのにもう堪らない。ずっと共に映画館とともに育ち、暮らしてきた人たちの思いが溢れるようで泣けて泣けて仕方なかった。
よく分からないけど、何度も映画館で泣かされ、今も何故か泣いている。
もしかしたらだけど、私にも失くならないでほしくて、ずっと通い続けている映画館があるからかもしれない。
tea

tea