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ディーパンの闘いのkenbowbowのネタバレレビュー・内容・結末

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

パリ郊外の団地が舞台なわけだが、「アテナ」や「ガガーリン」といったフランス映画も、やはり”団地”が舞台になっている。
フランスでは移民問題を語るうえで、一つのアイコンになっているのだろうか。

スリランカから仮の家族を装ってフランスに移住してくる当初は、ディーパンが妻と子供を守る役割になっている。
当然主人公なのだからそうなんだけど、
妻/母親役の女性が次第に団地の生活に慣れていって、ディーパンを守るくらい逞しくなっていく姿の描き方が、とても好感が持てた。
そして、段々映画の中で綺麗になっていくのが凄い。

初めてジャック・オディアール監督の作品を観たけど女性の描き方が特に上手いと思った。
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