ディーパンの闘いの作品情報・感想・評価・動画配信

「ディーパンの闘い」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

難民問題を扱う社会派作品で、ノワールっぽい雰囲気も備えつつ、擬似家族の不恰好なふれあいも描くという多面的で複雑な魅力のある映画だった。ここに痛快なエンタメ要素も加わっていたら、意外とポン・ジュノの『パラサイト』に近い印象になっていたかも。
街灯や建物から漏れる光を反射する夜の街の路面とか、陽光が淡く滲む団地の屋外とか、やけに光の撮り方が心に残るのは『君と歩く世界』と同じ。加えて序盤と終盤に1度ずつ象=ガネーシャが急に差し込まれたり、慈愛に溢れる手で髪を撫でる映像とミサ曲のような合唱がエンドロールで流れたりするものだから、観終わったあとになんだかすごく神聖なものを目にしたような気分に。
……と書いて初めて気づいたけど、この監督の鑑賞済みの4本はどれも「神聖」という形容がしっくりくる部分があるような。『真夜中のピアニスト』と『リード・マイ・リップス』も早めに観たい。
ズドンときた。終始重苦しい空気だけどディーパンとヤリニとイラヤルの距離が少しずつ縮まってく様子が束の間の安らぎ。守るものがあるって尊い。
そもそもスリランカ内戦の発端はイギリスによる植民地支配だったってこと調べて分かった。ほんと世界中に戦いの火種ばらまいてるよね列強国、、犠牲になるのはいつも地元の人たち。この事実知れて良かった。
難民支援協会(JAR)が【難民を描いたおすすめ映画 30作品(自宅鑑賞可)】ってラインナップを紹介していて、これも入るべきでは。って思い出したので2年半前に見たときの感想を……。
最後のシーンの意味はAだよねえ、と思っていろんな映画サイトを見に行くとAっていうところもBっていうところもあって、個人的にBなんてナイーブな解釈があるかよ、と思うのですが、なにしろB説をとる書き手はほぼ100%の確率で“いきなりああいう展開になってガッカリ”って言うわけ。おいおいそこに至るまでの監督の手腕からして、あの結末が意図して設計されている可能性についてガン無視ですか、やれやれ。という顔文字のような表情になるわけです。だからBのわけがなくてAだっつーの。その証拠に……って書いたらネタバレ回避してきた甲斐がなくなるので書けないですけど。
なんかね、移民の話だよね。ぐらいの認知で映画を見始めたので、移民というか難民の話か、違うか家族を偽装する三人の話か、いやそうじゃなくて異文化になじんだ矢先に何か起きる系か、あれ、そうでもなくて。
などなど、予測がことごとく裏切られていくので予備知識なしで映画を見る機会もたまにはいいな、と思いました。
あと映画の結末についての感想を探しているとき「意外な巨乳」ってフレーズに遭遇して、しょーがねえな、ぜんぜん本筋と関係ないじゃん、しかも一瞬映るだけじゃん、でもあそこそう思うよねえ。と自分のなかのダメ男子が顔を出しかけたので抑圧しておきました。
2015カンヌのパルムドール受賞作品。スリランカ内戦から逃れ、フランスに渡るために擬似家族になった三人。テンポ良くてあっという間に見終わった。はぁーとため息出る、過酷ライフ。そして、ラストがあれは、あれ?深読みしちゃって気になるパターン。
nekoneko

nekonekoの感想・評価

3.8
スリランカ🇱🇰の戦火から逃れてきた疑似家族の物語

元兵士はディーパンと呼ばれフランス🇫🇷に平穏な生活を求めてやって来る

ディーパンは団地の管理人の職を得て
妻を演じるヤリエは麻薬の売人宅に家政婦として働きに出る
フランス語を話せないイラヤルは特別学級へと通うようになるが…

コロナの渦中にいる私達ではあるが 改めて(平和の尊さや家族の在り方)を考えさせられた…

戦闘には長けているディーパンも恋には不器用な男性(ユーモアが通じずヤリエに堅物と言われていたし笑)

「レッドファミリー」も訳あり疑似家族の作品だったけれど私はハッピーエンドの「ディーパン」が好きなかぁ…

カメラがメチャ近くて…銃撃シーンなどは自分もすぐ近くにいるような緊張感…
終盤の数分でかなり力が入ってしまいました💦

追記 エンドロールがジャケと重なる
   優しい温かいショットの切り取り
Elvis

Elvisの感想・評価

3.5
幸せになって欲しいと思いながら見ていたが、最後の場面に?
もう5分10分延ばして腑に落ちるエンディング見たいかな?
departman

departmanの感想・評価

3.7
そっとしておいてくれ
家族が家族になる過程に
銃は不要だ

「ほかのお母さんみたいにキスして」

強く太く引かれた白線は
偽りの家族を守る
壁となり道となる
runedoll

runedollの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

内戦のスリランカから何とかパリに逃げてきて、何とか生きる手だても出来たのに。。パリではギャングに目をつけられ、昔の同胞に見つけられ。なかなか👣を洗えない。
パスポート奪われて、混乱してるとはいえ銃頭に突きつけられて、なのに情が移って彼の子供生む?ストックホルム症候群か?

自国で散々傷ついた3人。何とか上手く生きて行って欲しい。
🇫🇷苦手意識克服カリキュラム その 3

馴染みの薄いスリランカ人の主要人物と、独特なテンポや雰囲気からの終盤の展開にはちょっと驚かされた。

歴戦の強兵とチラピン売人じゃ大人と子供の力量なんだろうけど、圧倒的過ぎるし、何事も無かったかの様な最後のオチも『if』的なのかね???

…自分には、まだまだおフレンチの壁は高い…。

予告編は上手い事作ってある 笑
ちょみ

ちょみの感想・評価

4.0
えぇ?!そういう展開に持ってくの??!!っていう、マフィア映画好きにとっては大興奮なストーリー展開が待っているけど、結果として大満足。
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