私には…まだ早かった…
飛行機墜落事故を軸に、様々な人間たちの話が交錯する。
現在かと思ったら今度は過去。それを繰り返して全ての物語が最後一つに重なる。
頭が良い人が観たら気持ちがいいやつや…!
『飛行機が墜落するのは、全知全能の神がいないからだ』
それまで頑なに信仰していた物が、
揺らぎ始める。
そして、自分の決断が、他人の運命を変えているかもしれない。
バタフライエフェクトじゃないけど、
1つの選択が他人の人生を左右してたりする。
生とは何か。死とは何か。愛とは。
エホバの証人の人たちにとっては、
輸血をされるくらいなら死を選ぶ。
老カップルは不倫だったけど、あれはあれで本物の愛。
観る立場によって見え方が変わる映画だと思った。
それと、私は事前にあらすじを読まないことが多いのだけど、
例えばこれが宗教がテーマの映画、って思ってたら観なかったと思う。(興味が無いので)
でもこの映画を観て、周りの人間の宗教を尊重する態度とか、
信者達の考え方とか知ることができて、変な先入観持たずに観ることができてよかったと思った。