家族の写真壁に貼り付けて華やかなリチャードローソンと対照的なピーターストラウスの独房。無心に走るだけの男を持ち上げる外野にアランシリトーよぎったけどそっちの土俵にはのらない。壁叩き合いながら勇気づけ合うとこもいいしデネヒーの目の前でわざわざ燃やす金とヤクもサイコー。もうもっかい見たい。ピニェロのエンジっぽいハットに赤バンダナとか隣にいる顔のいいヤツのスウェットに重ねて履いてる短パン真似したくなるヒスパニック。バリケード張って立ち塞がるデネヒーたち白人とメキシコ系黒人連合の乱闘のやるだけやって蜘蛛の子散らす素早さたまんない。チキンにミルクにメロンが集まってくるストラウスのテーブル。メロン集まりすぎ。スイカ映画はいろいろあるけどメロンといえばこの映画を思い出すことにします。唯一の友だち死んでからは見せてなかった笑顔が所長にトラック走りやすいかって聞かれたときに漏れる。この流れで海行って肩車してもらった父の話想像してたらつられ泣き。これがあいつのオリンピックだって眼帯してるけどネチネチしてないデネヒーもなんか憎めないし。ストップウォッチぶん投げて終わんのも完璧。個人的には塀の中にいてほしかったエドローターだけど出てるだけで嬉しい。あと白線踏むなよってキレる赤いサスペンダーもいい。悪魔を憐れむ歌からはじまる。
