クリストファー・ノーラン&ザック・スナイダーの呪縛をやっと(本当にやっと)きれいさっぱり消し去って、これからのDC映画の進むべき道を示したと思う。やっぱりヒーローは強くてかっこいいものでなければですよ。苦悩するヒーローとかはもういい。
内容もアメコミ物が抱えるマンネリ性、つまり、結局最後は肉弾戦のタイマン勝負か、人ならぬ巨大怪物体退治であり、ストーリーはそこへと向かう一本道になってしまうシナリオの単調さをうまく回避できていると思った。そして、そこに組み合わされるヒーロー映画としてのメッセージ性と、強烈にイケてるアクションシーン(どうやって撮影してるのか全くわからん!)。
5点満点でないのは、作るかどうかわからんけど、次作のための0.1点と次々作のための0.1点として。今作をもし上回ってくれたら、そりゃもうやべえよなという余白です。