白血病と戦う5歳の少年マイルズ・スコットくんの夢は、いつの日かバットマンになること。そんな彼の夢を叶えるべく、ボランティアの人々が一念発起。サンフランシスコの街をゴッサムシティに変えるべく、何千人ものスタッフを動員しての一大プロジェクトが行われることに...！
2015年に実際に行われた一大イベントの様子を追ったドキュメンタリー映画。もう観ながら2、3回泣いてしまいました。
ひとりの男の子の夢を叶えるために、街全体が一丸となって協力する姿を目にしたら、どんな人間にも良心はあるんだなと実感。お金儲けとか、売名とか、そんなことは一切差し置いて、とにかくマイルズくんのために全力で奔走する警察署長、消防士、俳優、市役所の皆さん...。さらにはこの輪がSNSを通じて広がって、多くのセレブや慈善家も企画を応援。最終的にはオバマ大統領までコメントを寄せるなど、"子供の夢を叶えたい"という純粋な思いが花開いた素晴らしい企画に胸が震えるし、その裏で一生懸命取り組んでいるスタッフの皆様の努力には脱帽です。
準備期間から密着取材して、ついに迎えた本番、そしてその後までみっちり捕らえているので、鑑賞後の爽快感もひとしお。今もマイルズくんは元気に日々を生きているとのことで、そのニュースにもホッとさせられたのでした。
心洗われるドキュメンタリー、オススメです！
