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オーバー・フェンスのKITSUNEのレビュー・感想・評価

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)
3.9
〝佐藤泰志原作・函館三部作オールナイト〟にて


___妻に見限られて故郷・函館に戻った白岩は、職業訓練校に通いながら失業保険で生計を立て、訓練校とアパートを往復するだけの淡々とした毎日を送っていた。そんなある日、同じ訓練校に通う代島にキャバクラへ連れて行かれた白岩は、鳥の動きを真似する風変わりなホステス・聡と出会い、どこか危うさを抱える彼女に強く惹かれていく…


三部作どれも重ためと言いましたが1番見易いのが本作。

ハッキリ言うと良くも悪くも、オダギリジョーと蒼井優が演じたからこそ成り立つような感じ。無名の俳優が演じたら理解し得ない次元で描かれている印象。それだけオダギリジョーも蒼井優も非常に役に入りきって良かった。

ラストはモヤモヤ半端ない感じですが、函館で〝ここで生きよう〟とする人たちに何か感じるものがあるかもしれない。ズシーンと感じるものがある三部作でした。
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