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この世界の片隅にのmjのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.8
いい映画は、序盤で「この映画只者では無いな」と思わせてくれる。その点で言えば、この映画の序盤ですずちゃんが、重い荷物を壁にもたれ掛かるように背負うシーンに、我々が住んでいる現実世界の地続きのようなリアリティを感じ、「うわっ、この映画只者では無いな」と感じた。
そのリアリティが最後まで一貫したものになっているのは、当時の街並み、空気感をしっかりリサーチし、それをアニメーションに落とし込むということをしっかり考えた上でストーリーを語っているからだと感じている。
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