これまた頗る前評判が良かったため、態々県を跨いで劇場に足を運んだ。
『夕凪の街 桜の国』と同原作者と言うこともあり、心情の穏→動への演出が凄く光っていた。穏やかな映像の中にチラつく激しさは『夕凪の〜』を彷彿とさせていた様にも感じられた。また重いテーマになり過ぎない様に、随所にコミカルな演出が散りばめられており、見ている側も疲れる事がなくテンポよく話が進んでいく。
そして、主役を演じた のんちゃんが本当に良かった!あのどこかしら だらしげな〜い感じの声があったからこそ映えた作品であったと思う!
しかし昔の人は逞しいなぁと思わされましたわぁ。今の自分がその時代に行ったら、一瞬で屁こきながらくたばりそう……