この世界の片隅にのゆめのほっぷのレビュー・感想・評価

こうの史代一流の抉るようなマジックリアリズムの見事な映像化でした。のん全開ののんにせよ、よく聞こえる日常音にせよ、存在感のあるリアリズム劇が拙く滑稽で愛おしいし、だからこそ、この世界の片隅で余裕がなくなっていく世界の姿は切実で、とても苦しい。