普通って言ったら
あまり良くないのかもしれないけど
むしろそれが褒め言葉になるくらい
普通の人たちの日常だった。
戦争の事を題材にした作品って
人が死ぬ所や街が暮らしてる場所が
壊れてくところばかりのイメージが
あったんだけど
この作品は
食事、結婚恋愛、暮らしのシーンって
この頃の普通の日常を描いてくれてた。
もちろん大切な人たちが
空襲とかで亡くなってしまうシーンも
あるんだけどね。
とにかくわたしが好きだったのは
結婚恋愛での旦那さんとの
どんどん恋に落ちてくるシーンと
昔の同級生と何が起こってしまうんじゃ?!
ってシーン。
傘のくだりのところ意味が
わからなかったんだけど
調べてみてなるほどぉ~ってなったし、
やっぱり昔の遠回しの表現って素敵だなぁ。
ヒロインのすずさんも
この物語に出てくる人たちが
みんないい人すぎて
他の戦争のよりずっと真剣に
優しい気持ちで見てられた。
でもみんないい人達だからみんなに切ない。
今が平和で本当によかった。
こんなに戦争でたくさんの人たちが
亡くなってしまって、
わたしが今こうして生きてるのも
戦争を乗り越えて生きててくれた
ご先祖様のおかげの命だし、
これから先私が子供を産んで繋げられる
命もきっとあるだろうし、
本当に戦争は嫌だなって思った。
争いのない平和な世界になりますように。
って改めて考えさせられたことも
沢山あった物語。本当によかった。