バンクシー・ダズ・ニューヨークのイサムのレビュー・感想・評価

　バンクシーに興味があったので見てみたが、めちゃくちゃ興味深かった。
　福祉や格差や戦争や資本主義を皮肉った作品が多く、それに関わる人間も作品のメッセージとして伝えようとしているように見えた。写真を撮るのに5ドルを請求する人や、スフィンクスの像を持っていった人なんかは、格差に苦しんできた人たちで、その人たちと芸術を楽しむ余裕がある人間を出合わせることに目的があったんじゃないかと思う。