MakotoFujimoto

カミーユ・クローデルのMakotoFujimotoのレビュー・感想・評価

カミーユ・クローデル(1988年製作の映画)
3.7
イザベル・アジャー二は幸福感あるいは乙女の純情を演じさせると、存在感に乏しいが(のぺっとした顔とキャラクターがしっくりしすぎるため)、汚れ役あるいはすさんだ狂気を演じさせるととたんに迫力が増す。
この映画は非常にフラグメンタル(その意味でフランス映画っぽい)だが、それを通じてロダンやクローデルを取り巻く雰囲気をデッサンしていこうという意図があるのではないかと思う。
(19960128記)
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