このレビューはネタバレを含みます
自身の小説を原作とした映画作品に納得がいかないキング本人が、この映画の脚本を担当したそうです。
作品評を読まないとオチを理解できないってのは、ひとつの完成品としてどうなんでしょう。
受け手のリテラシーに問題を帰することもできますが、もしオチにただの一人も気づかなかったとしたら? 正解に導くガイドもなく、ただの抑揚のないミステリーと片付けられかねない気がします。
わかりにくすぎず、わかりやすすぎない。良い脚本は、繊細なバランスのもとに成り立っていることを改めて学びました。