福福吉吉

キャビン・イン・ザ・ウッズの福福吉吉のレビュー・感想・評価

2.0
薬物中毒の友人クリスを助けるため、マイクはクリスのいた小屋にクリスを拘束し、クリスから薬物を遠ざけることにした。反抗するクリスに意を介さないマイクは監禁し続けるが、小屋の周辺にマイクは様々な記録媒体を発見する。そこには何故か自分たちが映っており、マイクは恐怖を感じ始める。

ストーリーに緩急が乏しく、クリスを手錠で小屋に拘束している間、マイクは小屋の周囲を歩き回って、怪しげな物を持って帰るパターンが延々続くため、かなり冗長に感じました。

マイクの行動がよく分からない。薬物中毒のクリスから薬物を抜くため、クリスにスタンガンで倒し、手錠で拘束した時点でもっとやり方があるだろうと思いました。そして、暇なのか小屋の周りを散策しては怪しげな物を持ってきて、マイク1人で恐怖や不可解さを感じるのですが、それが全く感情移入できないし、マイクが何言っているのか訳が分からない。

そして、小屋の周辺で様々な人とマイクは遭遇するのですが、会話のみで観ている側に想像が膨らまないシーンの連続でした。言葉じゃなく映像で見せて欲しいのです。

終盤、急に絵面的に変化が起きたのですが、説明不足で何が起こったのか分からず終わってしまいました。

残念ながら全く面白みを感じなかった。

鑑賞日:2023年4月26日
鑑賞方法:Amazon Prime Video

(追記)「アルカディア」鑑賞後の感想
共通の世界観で描かれており、アルカディアのシーンの中で本作のマイクたちの行動もあり、多くの記録媒体が残る謎もなんとなくだが分かるところもあって、その点は良かったと思います。しかし、それでも本作自体の面白さには繋がっておらず、評価が上がるほどのものでは無かったです。そもそも「アルカディア」自体が謎だらけで終わる作品なのでそれを踏まえたところで謎しか残らないですね。

鑑賞日:2023年5月9日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
福福吉吉

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