NoAceJustYou

残穢 住んではいけない部屋のNoAceJustYouのレビュー・感想・評価

4.3
86点。
Jホラーの最高傑作。
その恐怖を"気にしすぎ"で片付けるか?その偶然は本当に"偶然"なのか?

ホラー"映画"である以上恐怖を演出するには視覚的な恐怖が必要だが、この作品は脳に直接恐怖を与えるようなテイスト。
人間が普段生活する中で"言語化が難しいが、なんとなく恐怖を感じた瞬間"が誰しもあるだろうが、その時の体験を思い出させるような演出に脱帽。
最後の最後にしくじった感はあるが、そこに至るまでの展開と竹内結子の淡々としたナレーション、竹内・佐々木・橋本の主張しすぎない演技に拍手。

橋本愛演じる大学生は、一人暮らしをしているアパートの自室で起きる奇妙な現象に悩んでいた。それが霊的現象なのか、あるいは本人が気にしすぎなのか・・・悩んだ女子学生は、竹内結子演じるホラー作家に相談をする。
ホラー作家は、同じマンションの別の部屋で起きる怪奇現象について以前相談を受けていたことを思い出し、本のネタ集めも兼ねて大学生に接触。
マンションの住人の失踪、ホラー作家にかかってくる無言電話、土地自体にいわくがある可能性、かつて九州の炭坑で起きた事故の存在が判明していき・・・。
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