シュンギク

デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」のシュンギクのレビュー・感想・評価

2.0
懐かしく子供のころ大好きだったデジモンに会える、デジモン世代には嬉しい作品。

現代の技術でリアルにアレンジされたデジモンたちのデザインはとてもカッコよかった。デザインは。

肝心の戦闘シーンがイマイチカッコよくなくて盛り上がらない。技名を叫ばないのは過去の劇場版を意識したのかもしれないが、デジモンたちの息遣いとかもないため戦闘シーンにメリハリが出ない。なぜかトゲモンだけは技名叫んでるが。
進化シーンは別に悪くないけど、テレビシリーズのそれがカッコよすぎたし、思い入れが強かったからちょっとイマイチ。



全体的に間延びしたシーンが多いし、同じ説明何回もして話進まないくせに肝心なところは省略するし、太一は変な悩みを持ち出すしで本当にいいところが見つからない。
90分の映画で同じ回想が5.6回も入るとか少し異常な気が...特に必要性のある回想ではなかったし。
太一の悩みもなぜ太一が今悩むのかわからないしフラストレーションが溜まる。テレビシリーズで同じような悩みをミミが持ってたぞソレ。今回街を破壊したのは太一たちじゃないしなぜ街が現在進行形で破壊されているときも躊躇するのか不自然。しかもこの悩みは次章以降にも持ち越すみたいだし。


オメガモン自体はやはりとてもカッコいいのだが、オメガモンになる必然性が説明されないし、オメガモンへの進化は省略されるしでまたフラストレーションが溜まる構成。そういえばグレイモンへの進化は盛り上がったがグレイモンの活躍すらもなかったな。

不自然な流れで妙に間延びしてるくせに肝心の燃えシーンは省略。なにも楽しくなかった。
監督脚本が一緒、間隔が短いことから2章も期待できないなコレは。最後の6章までにはなんとかしてくれ。