ロロん

ハッピーアワーのロロんのレビュー・感想・評価

ハッピーアワー(2015年製作の映画)
5.0
劇中の彼ら、ハッピーアワーを外から見ている自分は彼らの行動、感情を理解し難いと思ってしまう。でもきっと彼らの理解し難いと思った物が自分の中にもあるのだと思う。

言葉を非常に大事にしている監督で、今回の作品もそうであった、
でも今作は言葉を口だけでなく身体で表すということを示された。

劇中の彼らは言葉をぶつけ合う、それがどのような方向に彼らを運ぶのか、、分からないけれど、言おうが言わまいがどちらも地獄ならば互いに言葉にする方が良いと

5時間は長いと思ってしまうが、人の人生、日常を切り取るには短すぎるのかもしれない
四人の主人公、それに関わる人々を丁寧に描いていくが枝葉の追いかけ方が丁度よい、描かれなかった彼らの日常。想像するもこちらの自由。

彼らが胸中をさらけ出してくれるおかげで自分もそれに呼応するように感情を出すことが出来た。
もっと各部分書きたい所はあるけれど、喋りながら観たおかげで劇中で消化できたような気がする。言葉が洪水状態でよく分からない文章になってしまった。幸せな5時間。
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