ハッピーアワーの作品情報・感想・評価

「ハッピーアワー」に投稿された感想・評価

Keiko

Keikoの感想・評価

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高評価が多くて言い出せなかったことをひっそりと書き残しておく。

あまりにも自分の感覚や感性と、価値観と、生きている世界とのズレが大きすぎて、ずっと混乱していた作品。
リアリティが無さすぎて、どうして彼らがあんなに苦しんで、もがいているのかがわからなかった。
でも、離婚とか不倫がありがちな流れで描かれているから、現実によくある話なんだろう。
わからなかったのは、私が若いから? いつかわかるようになる? あの世界で生きたくはないなぁ

コミュニケーションを怠っていた人たちが、その大切さを改めて知る話?
かさ

かさの感想・評価

5.0
キネカ大森でシャラポワさんと席が前後だったの、一生忘れないな。
Yoko

Yokoの感想・評価

4.5
観れば観るほど深みに入っていく、不思議でやさしい映画。誰かが誰かと寄り添うことを思い、それは自分と腹のあたりから対面してくれる存在なのかもしれない。重心の話がすごく残る。
Toby

Tobyの感想・評価

3.5
最初は素人っぽさの残る女優さんたちの、ストーリーが進むにつれて徐々に登場人物に近づいてくる感じが、劇中の女性たちの成長と重なって、なんだか新たな映画体験。

ストーリーがどうこうというよりは、何気ない台詞にいちいち感心してしまい、すごい脚本だなと。

中学生男子の、自分の親を引き合わせた女性に対する台詞とか、なんだろう、いつの間にか泣いてしまっていた。

長尺すぎて構えてしまってたけど意外と気にならず。女性の背中で終わるラストも良かった。
堂ノ本

堂ノ本の感想・評価

5.0
弛緩はする。弛緩しないことが美徳だとは思わない。むしろその弛緩する一部分を最も愛おしく感じた。
自分に嘘をつき続けると、嘘をついていることに気づかなくなって、
突然現れる他者がその嘘つきに気づかせる。
その後に現れるのが自己なのか。
is

isの感想・評価

4.3
コミュニケーションとは一体なんなんだろう
自分のことをはなす、相手の言葉をきく、その重心をどこに置いたらわたしたちは満足するのかな

あなたとわたしがちがうこと、あたりまえのことなのに馴れていってしまう
ちかくにありすぎてとおくなる、ほんとはわかってもらいたいだけで、傷つけたいわけではないのに

「触れる」ということ、なにかを渡しあう
決して「いいもの」ばかりじゃないよね

わたしが触れたいひとはわたしになにかをくれるひとで、
わたしに触れるひとはわたしからなにかもらってるんだろうな
それがお互いに齎せるなら奇跡みたいに大事だね

どうでもいいことだけど、はじめて映画でこのおんな嫌い…というキャラクターを観た気がします(アカリのことです)
MSQ

MSQの感想・評価

4.5
凄い。5時間越え。の中素晴らしい言葉と想い。

日本映画チャンネルで録画しててなかなかこの長さ踏ん切り付かなかったけど、本当に観れて良かった。ワークショップや朗読会は少し長かったけどこの長時間飽きさせず魅了。

ずしずしビシビシ。めちゃくちゃわかる。結婚生活とか離婚とか歳を重ねた男女とか。。。やっぱり会話は大事です。話しててもわからない事沢山あるのに話さなかったら尚更。なんでそんな色々わかってるんだろうな監督。他の作品もそうだ。すげえ。

そして、みんなのキャラや置かれた環境を知ってからのオープニング観直したらめちゃくちゃゾクゾクした凄すぎる。



大好きなnoonのシーンはなんともグッと。
涙を見せずに泣いているあなたを抱きしめてあげたいけれど、あまりにも無防備で痛々しくて触れると壊れてしまいそうだから。だからせめて並んで歩いたり、同じ電車の向かいの席に座っていよう。ひとりきりじゃないと、気にかけている誰かがいるとわかるだけですこしは楽になるかな。

優しくて残酷な映画。表面は穏やかなのに内側は激しく脈打ち、見ないように考えないように蓋をしているものがするすると晒されていく。シンクロしすぎて時折涙ぐんだ。5時間17分の尺が誇張でなく、まったく苦にならなくてむしろもっと観ていたかった。幸せや切なさやいろんな感情がまぜこぜになりながら、ともかく字幕なしにみれたから日本人でよかったなと思った帰り道。
好きすぎて感想の書きかたがわからなくなった。
私は能瀬さん。もしくは、鵜飼くんの妹。まだ愛だの何だの分かってないから、なんというか、恋愛中もしくは夫婦関係のなかの女性にも男性にもなれなくて、映画を観ていて宙ぶらりんではあった。

私はまだ、『夜空はいつでも〜』がいう恋愛が希望をくれるもんだということを信じ込んでいて、『ハッピーアワー』のいうその先の絶望なんて行き着いていないんだな。


でも、鑑賞が時期尚早だったとは思ってなくて、『親密さ』でも感じたように、確かに繋がっていた大切な人との関係でさえ、永遠ではない。時間ってこわいね、見えないけど。でも、その時間経過や脆い他者との関係の積み重ねが、自分を作っていくことでもある。だから、否応なしに変わっていく自分も他者も、その関係性も、そうさせる時間も、尊いなと。悲しくても、それが人間だから。

まあ、他者が大事な相手であればあるほど、その関係性が変わっていくことは怖いし、思い悩むし、憎しみに変わったり、絶望に変わったりもするんだろうけどね。5時間超の時間の中で、その刻々と変化する各人の気持ちに同じ時間感覚で付き合えたようで、そこにこの映画の長さの意義もあるような。『親密さ』の夜明けの散歩シーンで感じたように。


ちなみに、映画終わった後に母と話したくなって電話したら、私が知る限りでは初めて、父と宝石店に出掛け、少し豪華な時計を買ってもらったと聞いた。我が家にとっては、夫婦で街に出る、母が贅沢な買い物をする、父がそれを買う、みたいなもの全部かなり珍しいことで。ちゃんと夫婦してるなーと。時間が人を離すこともあるんだけど、積み重ねていくことだってちゃんとできると思えて嬉しかった。
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