ぴろもーど

パッセンジャーのぴろもーどのレビュー・感想・評価

パッセンジャー(2016年製作の映画)
3.0

試写会にて鑑賞。
一言で言うと…普通に楽しめる作品。
正直、予告を観た限り、DVDでもいいかなあ…くらいの印象しか持っていなかったので、その期待は越えてきてくれました!

SF要素のあるラブロマンス映画ですが、ディズニー配給ということもあって、何となく最後まで安心して観られるのと、そもそもストーリー自体が簡潔かつわかり易く、幅広い年齢層に観てもらえそうです。

宇宙ものはやはりスクリーンで観た方がいいなあとも思いますし、今作は「宇宙で独りぼっち」という点においては「オデッセイ」と少し被るかとも思いますが…今作は「オデッセイ」ほどポジティブな主人公ではないので、共感しやすいといった印象も持ちました。

ただ、ところどころ現実味に欠ける点や、ツッコミたい点もありますが…そこは目を瞑りたいところでもあります。

宇宙船スターシップアバロンは地球から120年の距離にある植民惑星に人々を冬眠状態にして移送中、その睡眠ポッドの故障により、機械技師のジム・プレストンはたった1人、予定より早く目が覚めてしまう。

目的地まであと90年。

それは、宇宙船中に閉じ込められると共に残された生涯を宇宙船内で独りぼっちで過ごすということ。

ありとあらゆる思いつくことを試すが機械技師の腕をもってしても成す術はなく絶望に暮れる。
そこにニューヨーク出身のジャーナリスト、オーロラが加わり、解決の道を再び探しているうちに、お互いに惹かれ合う二人。
そして彼らは早く目覚めさせた原因が機能不全だけではないことに気がついていく。

予告やあらすじだけでは、分からなかったとが本編を通して、あ、そーゆうことね、と観ている間にわかります。
カンが良い人は予告で既に気がつくかな?