ペットのよんもじのネタバレレビュー・内容・結末

ズートピアと同じ、動物社会の物語だからどうしても比較する。圧倒的に違うのは主人公。自分の居心地の良さを邪魔する新参者には卑怯な嫌がらせをするし、自分に恋してる女の子に助けられるし、結局「犬」の本能に逆らえないし、物語を通しての成長は無い。例えば、動物としての本能に振り回されるのは、ズートピアと同じ目のつけどころ。ただ、ズートピアは物語を展開させる引き金にしてるのに対して、ペットではただ可愛さ愛らしさを売りにするためだけって感じ。ただただおもしろくなかった。最後、悪役は悪役になりきれなかったり(結局かわいいうさちゃんか)、恋愛要素を曖昧に片付けたり、肝心な新参者とは仲良くなれましたってだけ。室内で飼われてる犬が少し遠出をしてみたけど、何かを乗り越えたり収穫したりっていう要素はなく。中身が薄いと思わざるを得なくて、「かわいー」しかコメントのしようがない。アニメで動物がしゃべるのが好きな人は満足するかもしれないけど、そうでなければ退屈なだけ…。