りょんりょん

Bad Moon Risingのりょんりょんのネタバレレビュー・内容・結末

Bad Moon Rising(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

第七藝術劇場にて観賞



そうかー、ダグ・アルドリッチとカル・スワンが、LION崩壊後に結成したバンドで、日本ではちょっと人気が出たけど、そのままフェードアウトしてしまったバンドのドキュメンタリーかって思ってたら、仮面ライダーゼクロスの外の人がなんか老けたおっさんになって、車に乗ってあちこち行く映画でした。ビックリしました(マテ)。


映像は良かったし、ハッピーエンドではないのに、なんか不幸せ感もないっていう、ちょっとボクにとっては奇妙だけど引っ掛かった映画でした。

幾つかの人間模様とそれを取り巻く環境が集約していくという構成だとは思うのですが、それがきちんとなっていなかったなって思わせるところはまずかったかなぁ。最後に歯車がきちんと合わなかった感じです。

それと、低予算(だと思いますが)だからなのか、役者のレベルがマチマチで、それが、この妙に現実世界を描いてるっぽくみせたファンタジーな設定の映画の世界観を壊すというか、綻びを作るだけの存在になってしまっていたのは、品質を大きく下げる要因だったのではないかと思います。

投げっぱなしジャーマンな映画は嫌いですが、最初と最後の同じ場面が美しかっただけに、あそこで終わった方が余韻も残って良かったんじゃないかなと。