ケヴィン・ベーコンがパトカーを乗り回すアクション映画かなんかと思っている人はぜひ観るべき。
家出をしたやんちゃであどけない少年2人が、放置されたパトカーを見つけてしまったことから彼らの非日常劇が始まる。危険を知らない彼らは好奇心に任せてやりたい放題。車の運転はもちろん(どちらの車線を走るべきかすらもわかっていない)、銃の扱い方も知らない。観ているこちらは彼らの一挙手一投足にハラハラさせられる。
一方、ケヴィン・ベーコンは頭は切れるがどこか抜けている悪徳警官。パトカーのロックもかけずに放置して立ち去ったことが彼の最大のミス。
短い尺を最大限に生かしたスマートな映画。パトカーならではの仕掛けもうまく利用されている。パトカーの内部を見られるのも魅力。
この映画の教訓:
車のロックを忘れずに。子供って怖い。触らぬ神に祟りなし。