登場人物たったの５人。厳密にはそれ以外にもちらほらいるけど、メインは家族５人。ストーリーは祖父母と孫二人の微笑ましい再会。それだけ。それだけなのに、不気味さがすごい！
そもそも夜中に老人が動いてるだけで怖いし、ぼんやり一点を見つめているだけで怖い。とくに婆ちゃんのしわくちゃの顔、本当に怖いんだよ。特殊メイク無しであそこまで怖いんだから、貞子だの俊雄くんだのそのへんの妖怪より老人の方が怖いってことっすよ。半分妖怪みたいなもんだし。とにかく爺ちゃん婆ちゃんを暗い場所で見たくないなって、そう思う映画。
ストーリーは分かりやすいように思えて、でも答えは分からなくて、いろんなヒントが散りばめられているからそれを元に色々予想するんだけど、今回は最後に予想を裏切られやられたー！って感じで、もうそれだけで楽しかった。
弟くん最初すごいうざったいガキだなって思ったけど最後には愛しくなってた。あのラップ、かわいいわ。応援したい。
大雑把に言うとアットホームな家族の再生物語でした。良作。
