Angiii

BegottenのAngiiiのレビュー・感想・評価

Begotten(1990年製作の映画)
5.0
これを作品と呼ぶには圧倒的な違和感があるしそれを突き詰めようとしてもよくわからない。不可解な映像が継ぎ接ぎのように流れ、文脈を読み解かんとする努力は虚しく尽きる。

死せる"神"(だが不死でない神は真の神か?)、もしくは神を模した人間の冒涜的な自死から現れた大地の母、焼き焦げの息子、暗示的なシンボルの数々に非キリスト教民の私は上辺のこじつけしかできない。

明暗のコントラストが強すぎる故に何が行われているのかわかりづらいが、かなり冒涜かつ侮辱な破壊行為が人体に行われているのはわかる。
しかし残虐な破壊と終焉のあとに息吹く新芽、某ロボットアニメではないが"死と新生"を暗示しているようにも見受けられる。そして唯一のヒントは"Begotten"、【(好ましくないものが)産まれる、(またはそのものの)原因となる】という意味からして人間の母なる地に対する暴虐な行いを揶揄しているようにも感じる。

…よくわかんないけど映像と雰囲気好きだからヨシ!!!
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