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私、君、彼、彼女のelioのネタバレレビュー・内容・結末

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最後の女同士の絡みが獣やらモンスターにしか見えなくてただただ怖かった…映画見てあんな苦しくなったの初めて。あれがもう10分続いてたら退場してたかも。ただし、レズモノってワードに飛びついてそのシーンだけ見るような人たちを蹴散らすって意味では最高。いや、そういう層はこの映画見ないか…

主人公は紙袋に入った砂糖をスプーンで貪り食うとかとにかく動物的な印象が強い。逆に彼女の方はサンドイッチを整然と作る様子からステレオタイプな大人しい女性かと思いきやその直後のシーンでプロレスしててその対比が女の裏表を表現してるように見える。

男への視線は動物観察してる時のそれ。
個人的には、他人が普段1人でしてることを間近で見るの楽しいよな〜だからナイトルーティンとか人気なんかなってどうでもいいこと考えちゃった。

全体として、世の中に蔓延ってる女に対する幻想をぶち壊す要素に溢れててフェミニズム映画としては評価高いのかな。

登場人物がフレーム外に出て何かしてると画面の外にも想像力を働かせられてよかった。画面の風合い、画角なんかもこだわりが感じられて撮り方は好き。
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