【動物的ダイアリー】
シャンタル・アケルマン監督のセルフポートレート映画。
〈あらすじ〉
小さな部屋に若い女性が一人。彼女は外出することもなく、家具を動かしては居心地の良い空間を探すことに執心…
何か足りない、どこか落ち着かない。
だから動きつづける、というのは非常に力強いのだけどパワフルに描かれていなくて、当然でしょ、という静かさ。
え?歩かないの?と、足を止める自分に真顔で声をかけてくる…
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モノローグに興醒め。消音字幕なしで観たいくらいだけれど、マットを引きずる時の音や紙の擦れる音が聞こえなくなるのはつまらないよなー。なんて思いながら観ていたら、男との出会いからは静かで心落ち着いた。
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ミニマリストを扱った世界初の映画であり、同性愛のセックス(監督が当時付き合っていた女優さんとラスト15分!)を撮影して(これも世界初クラスとのこと)いたりと、いろいろ攻めすぎだし、砂糖食うのかっこよ…
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「気持ちを説明する手紙」
手紙に書かれた言葉はショットとして提示されるわけではないから、私が彼女の気持ちに対して何事か語ることも不能のように思える。だから言語化が未遂のしかし言語以上のイメージ…
このレビューはネタバレを含みます
NYから帰国したアケルマンの長編デビュー作。
撮影時24歳の実験的セルフポートレート。
《私(あなた)のパート》
狭いアパートの一部屋には恋人と別れて正気のないアケルマンが、マットレスをあちこちに…
なんとなくテーマはわかるんだけど、突き詰めきれてない。
低予算で作られた荒削りで面白みがなく、生気を抜き取った『ジャンヌ・ディエルマン』。それ以上の感想が出てこない。
この作品の意図が分からない。…
シャンタル・アケルマンが、監督・脚本・主演を務めた長編劇映画。
シャンタル・アケルマン監督作品、初鑑賞。過去に出会ったことのないタイプの作品だった。最後まで興味深く観ることはできたが、この作品の何…