横尾太希

シン・エヴァンゲリオン劇場版の横尾太希のレビュー・感想・評価

-
自分は旧劇の方が好きかな。

自分はエヴァンゲリオンシリーズが好きで、その理由は画面全体から伝わる女の子大好きだ感と登場人物とか作り手のこじれてる感。割と物語の内容はどうでもいい。(なんとかの槍とか)

そして今回、いい感じに終わってる。エヴァゲリオンのない世界になってエヴァンゲリオンという物語が完結してる。いやー、でも何処かでまたなんか裏切ってくれるじゃないかと期待してたとこもあったけどね。

結婚して子供を守る、農業をする、地域のコミュニティーに溶け込む、親と対話する。うるせぇーそんなの分かってるよ。こんなの新世紀エヴァンゲリオンじゃないよ。昭和時代エヴァンゲリオンだよ。そんな昭和のおじさんの価値感だされてもよ、正直もっとぶっ飛んだもん観たかったわ。

ラストシーン、電車のホームからマリとシンジが駆け出して現実映像が流れる。ラストシーンの意味とかよく分かんねぇけどさ、たしかに、シンジこの瞬間は最高にリア充してるよ。でも宇部の地方都市でさ、親ももういないんだぞ。これからも辛いことが沢山待ってるんだぞ。寂れた地方都市の映像見せられてもよー全然ハッピーエンドに感じないからな。

旧劇のほうがむしろハッピーエンドにも思える。好きなアスカと2人っきり。そして、可愛い女の子に気持ち悪いって言われるなんてご褒美じゃん。まあ、ハッピーエンド言い過ぎか。


シンジとゲンドウが、カセットテープに逃げこんだように、自分も休みの日にエヴァンゲリオンという空想に浸かろうと思ったけど、シンジが大人になるとこを観て頑張らなくちゃと思ったよ。自分も今28歳、14年後のシンジと同い年だ。こんなレビュー書いてる時点で自分はまだ厨二病引きずってるけど、頑張って生きようと思ったよ。

あとミサトさんが最高でした。ミサトさん大好きです。