Chika

シン・エヴァンゲリオン劇場版のChikaのレビュー・感想・評価

4.6
観たかったような、観たくなかったような、。
とにかく、観に行けたことに感謝しています。
ネタバレも目を瞑り、自分で観るまでは検索する手も止めました。事前情報が無い分まっさらな気持ちで素直な気持ちで観れました。

胸を撫で下ろし、ホッとしました。
あー面白かったなあ、、

とはいえ、私はずっとずっとアスカ推しで、
アニメでは “瞬間、心、重ねて” が大好きでした。
楽しく、アグレッシブに使徒に向かっていく3人とミサトさんが好きで。
Qでは変わり果てたアスカでしたが、こっちの方が断然好き。むしろこの展開になってくれてよかった!
誰よりも愛を求めるアスカには、このシンエヴァンゲリオンのオチの付け方としては良かったのか悪かったのか、、断末魔の叫びというのかな、ビーストモードのアスカには目を背けたくなってしまった。
アニメの最後の方は、きっと自分が思い出したく無いからなのか、あんまり記憶がないんです。だから、
どんどん弱くなっていくアスカを見るよりかは、良かったのかなと思っています。
最後の方のアスカの出立ちというか、成り立ちを見て、シンジという存在が、エヴァという存在が、どんな形でさえ側にいる人がいるということが、アスカの生きる意味になっていたのだろうと考えると、シンジくんに好きだったって言ってもらえてよかったですよね。でも、あのエヴァのない世界にいてほしかったなあ、、マリじゃなくて、あれがアスカだったらよかったなあ、、。
あの立ち位置はマリじゃなきゃいけなかったのかな?
迎えにいくのがアスカじゃダメだったのかな?
色んな設定や解説ではきっといろいろな説があっただろうし、自分の解釈も間違ってるだろうっていうのは百も承知なんですけど、一回観ただけではそんな印象でした。2回目みにいったら解釈も変わってくると思ってます。

あと、ミサトさんね。
もう、ミサトさんには頭上がらんな。
全てを背負う覚悟と、自分の全身全霊かけて突き抜ける力。涙出たぁぁー。
ミサトさんの物語だったんかなと思います。
それが最後に見られて、よかったです。

登場人物みんなの最後を見せてくれて、
決意や思いに、フォーカスして
"終わり" にしてくれてありがとう。

シンジくんは嫌いです。
でも、なんだか、ほっとけない。
それが碇シンジの魅力ですね。
Chika

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