しー

シン・エヴァンゲリオン劇場版のしーのレビュー・感想・評価

2.5
人間のための人間中心的に描いた人間の物語。って感じでした。

こんだけ宗教絡めて、神殺しまでしておいて結局、人間の愛とか希望語っちゃったよ。。。ニンゲンって怖ろしいって感じ。
まるで犯罪正当化
自分たちを生み出した存在を殺しておいて
何もなかったかのように終わり、これで人間って素敵!これで平和!って言われても、、、よく理解できなかった。
(しかも、自分勝手な愛などを理由にして神を利用した人間達。神の唯一の罪は人間を生み出してしまったこと、人間に知恵を与えてしまったこと、その罪は人間によって裁かれました。とことん神利用エヴァンゲリオン!)

こんだけ大規模なストーリー展開だったのに、、、なんだよこの終わりw

新世界作りたかった結果この終わりでいいのかな?
私がこの大規模な展開なストーリーには惹かれていて見始めたけど、
映画版もわざわざ作るってことは思い切ったことをしてくれるのかと思ってしまった。私は自分の中でこういう展開になって欲しいと思っている方向があったけど、そうではなかったのが物凄く残念。
(自分の希望としてこんだけの大規模テーマにして庵野さんが新たな人間の新世界を作って映像化してくれるのかと思ってた。人間によって汚くなった世界を浄化してくれるのかと思った。それは今までにないストーリー展開であることを個人的に希望してた)

でも、実際は普通の普通の終わり方でした。。。

庵野さん=碇ゲンドウ
とさえ感じた。。。

こんだけキリスト教絡めていて
庵野さんはキリスト侮辱なのか、
それとも信者なのかさえ分からなかった。

ゴルゴダの丘やヴァチカンまで出しておいて、、、っえしかもマリア?w
とことん絡めますねー。

キリスト教がっつり絡めずに
架空の宗教にすればよかったのにね笑
神殺しまでして平気な顔で
人間の希望と愛は素晴らしい!みたいな展開ついていけない。
子が親を殺した物語みたい。
気持ち悪さしかなかった。

ゲンドウ、子供嫌いとか大人になれっとか
言っていたけど、1番の子供はゲンドウな感じ。大人ってなんだよw都合がいい言葉だな。

エヴァを通して庵野さん自身の抱えたトラウマや潜在意識がこの絵やストーリーに現れているような気がした。
親子関係や性的欲求や人間関係。

これ見終わった人の感想で
人間向きな人間か
人間に向いてない人間か
それともエヴァや庵野信者で全て受け入れ型か。なんとなく意見でわかる気がする。

でも、キリストでも神の子イエスを殺したのは人間だから、神を処刑した人間ってのはあってるよな。。。
神から解放された人間は幸せなのか?平和なのか?
人間を救う存在はもういないのね。

もし、私が感じ取った人間の気持ち悪さが庵野さんの意図通りなら、ありがとうと言いたい。キリストや裏組織やキリストを利用してきたローマ帝国諸々を現実でも起きたことをエヴァを通して感じ取れた。改めて人間愚かさや罪深さや奇妙さを感じれた。


●良かった点

綾波の切なさ
(碇の願望で生まれ、NERVでしか生きれない。コピーが沢山いて代えがきく存在)

綾波の純粋な言葉が可愛い
(言葉の表現が可愛い。言葉を大事に発する)

宇多田ヒカルの曲の世界観が綺麗。包み込んでくれる感じがする。
今回もBeautiful wouldも流れて嬉しかった。しかもほぼアカペラ!
しー

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