maddy

シン・エヴァンゲリオン劇場版のmaddyのレビュー・感想・評価

4.5
とうとうエヴァンゲリオンが終わってしまった
先日鑑賞し、その後さまざまな解説や考察を読みまくっている

エヴァンゲリオンはテレビアニメから長きに渡って続いていた
思春期と共にあり、青年期である今、最高の答えを教えてくれた
人生の指針とも言える作品だ
立ち直り方、呪縛から解き放つ方法、リアル社会に溶け込む方法、人間的な感情の作り方、大人への階段の登り方など全ての解答がこの最終章に詰まっている

誰もが落ちうる、病み期がリアルに描かれているため、共にどん底まで落ちてしまった時期もあった
初めてエヴァンゲリオンを見た時は大学生で、感情の海に一緒に溺れてしまい色々引きずった
対人関係などものすごく悩んでいた

今回の最終章を見るにあたり、テレビアニメから旧劇、新劇の序破Q全てを見返したが、感情移入するわけでもなく冷静に分析している自分がいることに気づいた
客観的に見て、皆、可哀想すぎるよとか
大人になりきれない奴が権力を行使しただけなのかとか考えてしまった
そして、大人になっていくチルドレン達を
お母さんのような気持ちで見ている自分がいた

彼らの成長も見届けたい
そんな願いが叶った作品であった

今を悩める思春期の子供たち、大人になりきれてない全ての大人たちにエヴァンゲリオンを見て欲しいと強く思う
maddy

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