Miyu

ぼくの伯父さんのMiyuのレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)
4.6
全体的な世界観がとても好みです。
ジャック・タチの行動一つ一つに、何かしらのネタが仕掛けられており、その都度ちょっとだけ笑えるのが楽しい。そして、終始画が美しく、ゆったり楽しめます。
富裕層と貧困層との世界がはっきりと別れているのですが、富裕層が暮らす豪邸のシーンは、絵画にでもなりそうな極端にシンプルなインテリアと、技術の進歩を活用しすぎて逆に使いづらそうな日用品など、所々にお金持ちへの風刺が入っているところがなんだか素敵。どこか上品な音楽も好きです。
Miyu

Miyu