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ポンヌフの恋人のaのレビュー・感想・評価

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)
3.5
ポンヌフで起きた奇跡

序盤20分は台詞が極端に少なく、予想の内容と全く違い、「ハズレかも」と感じつつも、いつの間にかしっとりと繊細な雰囲気に夢中だった。ただ、起伏がある作品作品ではないから、度々睡魔襲われた。
酒を飲んでいる二人、躍り狂う二人、抱き合う二人。ミシェルとアレックスは現状は酷いが、お互いを求め合う姿は普遍的だった。
自業自得と言ってしまえば、それまでだが、その中にも無償の愛を提供し続ける二人は永遠に結ばれるのだろう。
ポンヌフの橋で再会する二人は以前の廃れた二人とは違い、希望を見出だしていた。
肌寒い夜に、是非。
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